済州の名物、馬肉料理!済州ではいったいどんな料理に?

2021/5/28

 
 済州には、日本では食べるけど、韓国の本土ではあまり見かけない、という食材が結構あります。済州の皆さんと一緒に、済州と日本の食のご縁を探りながら、そういう食材が済州ではいったいどんな料理になるのか、紹介して参ります。
 
 第2弾の今回は「馬肉」。日本では九州や東北、長野県などを中心におなじみの食材で、近年は焼肉屋で馬肉ユッケもよく見かけますが、韓国では、済州でだけ食べられる食材です。済州では、13~14世紀に約1世紀に亘って元の直接支配を受けた際に、本格的な牧場での大規模な飼育が行われるようになり、朝鮮王朝の時代にも多くの牧場が設置され、そうした歴史の中で馬肉食の文化も培われてきたようです。主に食用にするのは、「チョランマル」と呼ばれる済州の在来種。体高110センチ程度の小型のポニー種ということです。


△漢拏山(ハルラサン)の中腹の放牧地で、元気に走り回るチョランマル。かわいいけどおいしそう…とも、おいしくなさそうとも言えません…。 


 井関至康総領事が訪ねたのは、済州旧市街に位置する、馬肉料理専門店「漢拏山チョランマル」。庶民的な雰囲気の人気店で、毎週木曜日に新しい馬肉が入荷するそうです。今回は、和歌山や別府を始めとする日本各地との交流に尽力してこられた、済州道韓日親善協会名誉会長の康在業(カン・ジェオプ)三栄交通会長がお付き合い下さいました!康在業会長によると、「チョランマルじゃないとおいしくない」とのことです。
 

済州の馬肉料理1「馬刺し」


△まずは馬刺しから。レバ刺し、赤身、赤身寿司の3種盛りです。レバ刺しは塩とごま油でいただきます。赤身は、わさび醤油で食べても良し。あるいは済州では生姜との相性抜群とされていて、にんにくや味噌と一緒に、エゴマの葉っぱで包んで食べてもおいしいです。レバ刺しは、牛レバーと比べて、くすんだ感じの色が特徴的です。
 

済州の馬肉料理2「馬肉ユッケ」



△馬肉ユッケは、日本でもおなじみと感じられる方もおられるかと思います。日本ではリンゴを合わせることが多いですが、済州を含め、韓国では刻んだ梨を合わせます。ちなみに、お店には、馬肉のユッケビビンバの単品メニューもありました。
 

済州の馬肉料理3「馬肉ステーキ」



△ステーキは、ヒレ(アンシム)、ロース(トゥンシム)、トモバラ(ヤンジ)の3つの部位が出てきました。日本では馬油と言えばやけどに塗る薬ですが、その馬油でステキをのが新鮮に感じられます。ヒレはとにかく柔らかい!ロースとトモバラは、心地いい歯ごたえとともに、馬肉の味わいがより濃厚に感じられます。
 

済州の馬肉料理4「カルビチム」



ステーキがメインだと思って、一所懸命食べたんですが、なんとコースはまだ続くようで、カルビチム(蒸し煮)が出てきました。もうすでにお腹いっぱいなんですけど…。
 
 馬肉をなつめ、唐辛子、高麗人参と一緒に煮込みます。食べてみると、ほろほろと崩れるような、高級なコンビーフといったような味わいです。
 

済州の馬肉料理5「しゃぶしゃぶ」



△刺身でいただいたのと同じ赤身肉を、馬骨スープでしゃぶしゃぶしゃぶと3回。野菜と一緒にいただきます。

シメ「そばのすいとん」



最後は、そばで作ったすいとんでシメます。きじの話でも見たとおり、州道は韓最大のそばの生産地でもあります。しゃぶしゃぶの馬骨スープに投入して、ゆであがったところでいただきます。素朴な味わいは絶妙ですが、もうお腹いっぱい過ぎます…。自分の身体なのでよく分からないのですが、体中から馬っぽい香り?が立ちこめていそうな感じさえします。 
 
 新型コロナウイルスの関係で、日本から済州への訪問もままならないのがもどかしい限りですが、コロナ明けに済州を訪問される機会があれば、済州の馬肉料理を味わってみるのも一興ではないでしょうか。

 

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