済州の名物!日本人にもなじみ深い鳥「きじ」は、済州ではこんな料理になります!

2021/5/7


 済州は、地理的にも日本に近い島ということもあり、日本では食べるけれど、韓国の本土ではあまり見かけないという食材も、結構目に入ります。ということで、済州の皆さんと一緒に、済州と日本の食のご縁を探りながら、そういう食材が済州ではいったいどんな料理になるのか、紹介して参ります。
 
 記念すべき第一弾となる今回は、日本人にもなじみ深い鳥「きじ」を紹介します。
 

済州でも日本でも食べる「きじ料理」

 きじは、桃太郎のお供で登場するように、日本人にとっては子どもの頃からなじみ深い鳥であり、1947年に日本鳥学会が選定した日本の「国鳥」でもあります。かつては一万円札の福沢諭吉翁の裏側の図案にも採用されました。その一方で、日本では、当然ながら捕獲規制はありますが狩猟鳥としても人気が高い鳥でもあり、きじ鍋やすき焼き、きじめしなどにして食べることが多いようです。
 済州には、きじが本当にたくさんいます。済州オルレを歩いていると、必ずと言っていいほど、「ケーン」という鳴き声とともに、バタバタと走り去る(たまに飛び去る)きじを見かけます。


△済州オルレを歩いていて見つけた雄のきじ。結構すばしっこいので、週末カメラマンには撮るのがなかなか難しい被写体です。なお、済州道の鳥はオオアカゲラだそうです。主に森の中にいるので、写真を撮る難易度はもっと高いですし、そもそも食べ物ではありません。
 
 ということで、きじ料理は、済州を代表する郷土料理の一つとされており、一番の旬は脂の乗りがいい晩秋から冬にかけてとされているそうですが、年中食べられます。
 

済州のきじ料理を味わう



△今回きじ料理を味わいに、井関至康総領事が訪ねたのは、済州旧市街のど真ん中、東門市場の脇にある、きじ料理専門店「コルモク食堂」。日本語で言うと「路地裏食堂」くらいの感じでしょうか。見た目は場末の定食屋という感じですが、多くの日本人観光客も訪ねてきた、きじ料理の名店です。
 今回は、元済州道議会議長・元済州商工会議所会長の玄丞倬(ヒョン・スンタク)漢拏山(ハルラサン)焼酎会長、そして我々総領事館の大家さんにして済州商工会議所副会長(その後、会長に就任しました!)・済州道韓日親善協会副会長の梁文碩(ヤン・ムンソク)世紀建設会長がおつきあい下さいました!
 
◯済州のきじ料理1「焼肉」


△一品目は、きじ肉の焼肉。たっぷりまぶしたにんにくとともに、焼きます。


△香ばしく焼き上げた肉は、あっさりしていながらも、ナッツを感じさせるような独特の風味です。塩とごま油をつけていただきます!




△作っている張本人の玄丞倬会長にご一緒いただいたからというわけではありませんが、済州の地酒「漢拏山焼酎」ともよく合います。

◯済州のきじ料理2「きじの蕎麦」


△二品目は、きじそば。実は済州道は、韓国で最大のそばの産地でもあります。


△ざっくり太めのそば麺に、濃厚なのにさっぱりしている、きじ出汁のスープがよく絡みます。


△麺を楽しむ梁文碩会長の表情が、すべてを物語っています。
 
◯済州のきじ料理3「きじの水飴」


△これは食堂のメニューではないですが、済州のお土産屋さん等では、きじの水飴を売っています。きじ肉を餅米と一緒に煮込んで作る済州伝統のスイーツということですが、あえて例えると、ピーナツバターみたいな感じでしょうか。滋養があるので、お年寄りに人気があるそうです。