【コラム】東京オリンピック・パラリンピック開催:済州のスポーツと言えばゴルフ!日本とのご縁を探ってみました!

2021/9/6


 新型コロナの影響で2020年から1年延期になりましたが、いよいよ東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されました。スポーツに関しては、済州と言えばなんと言ってもゴルフを思い浮かべる方も多いかと思います。実際、済州島内ではゴルフ場が30か所も営業しています(2021年3月現在)。また、米男子プロゴルフPGAツアーのマスターズ・トーナメントの2020年11月の大会(松山英樹選手が優勝した2021年4月の前の回)で2位に輝いた任成宰(イム・ソンジェ)選手は済州島出身ということで、地元では東京オリンピックでの活躍を期待する声も聞かれました。
 

ゴルフでつながる、済州と日本の縁

  ゴルフ場がこれだけあるなら、日本とご縁のあるゴルフ場もあるのでは?と思って、済州観光協会にも伺いながら調べてみました。
 
 まずは、日本人がコース設計したゴルフ場です。日本を代表する名匠の1人であり、日本ゴルフコース設計者協会初代理事長をも務めた故・加藤俊輔氏。太平洋クラブ御殿場コースをはじめ、日本で数多くの名コースを設計した加藤氏は、済州島においても、タミウス(TAMEUS)ゴルフ&ビレッジのコースを設計しています。




△加藤氏が設計したタミウス(TAMEUS)ゴルフ&ビレッジのコース
 
 また、建物が日本とご縁があるゴルフ場もあります。ピンクス(PINX)ゴルフクラブのクラブハウスは、日本で建築を学んだ在日韓国人の建築家、故・伊丹潤氏の設計です。さらに巨匠・隈研吾氏も、ロッテスカイヒル・カントリークラブも位置しているロッテ済州リゾートの宿泊棟の一つを設計しています。





△伊丹潤氏が設計したピンクス(PINX)ゴルフクラブのクラブハウス
 

済州と日本のゴルフ場の姉妹提携も



 さらに、日本のゴルフ場との姉妹提携も見つけました。済州市の市街地からほど近い吾羅(オラ)カントリークラブには、新潟県の新発田城カントリー倶楽部との姉妹締結記念(1989年2月=記念植樹、2010年3月=20周年)の石碑があります。吾羅カントリークラブ側の経営者の交代もあり、現状は関係がちょっとあいまいになっているようではありますが…。
 

まだまだある、済州と日本のゴルフにまつわる深い関係

 そうそう、松山英樹選手も済州でプレーしています。松山選手が出場した2018年10月と2019年10月の米PGAツアーのザ・CJカップは、済州のクラブナインブリッジで開催されました。
 
 やはり済州と日本は距離感が近い!ちょっと探しただけでもいろいろ見つかりましたが、これにとどまるものではありません。全然違う方面でも、ゴルフ場に始まるご縁がありました。
 
 埼玉県環境科学国際センターは、2000年、韓国地下水土壌環境学会済州支部から、ゴルフ場に由来する地下水中の農薬分析に関する技術指導を要請されました。その際、済州大学から、地下水質の実践的な共同研究の実施を提案され、同大学海洋環境研究所と学術交流協定を締結するに至ったとのことです。この地下水質に関する共同研究が2006年に終了した後も、定期的な交流を継続。さらに2013年からは、PM2.5に関する国際共同研究も開始。引き続き重要な研究パートナーとして協力しているということです。
 
 埼玉県と言えば、東京オリンピックのゴルフの競技会場、霞ヶ関カンツリークラブの所在地でもあります。話がきれいに東京オリンピックに戻ってきたところで、今回のコラムを締めくくります。
 

関連記事


・【コラム】茨城県鹿嶋市の小学生による東京オリンピック男子サッカー韓国代表チーム応援につながった、西帰浦市との姉妹都市関係:西帰浦には「日韓友好親善梅公園」もあります!
https://www.jeju.kr.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00299.html

・日本からやってきた済州島の「風土建築」~在日韓国人建築家・伊丹潤氏の作品群訪問(PODO Hotel、パンジュ教会、Pinx Golf Club House等)
https://www.jeju.kr.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00296.html