徐明淑(ソ・ミョンスク)済州オルレ理事長への済州オルレ全コース踏破報告

令和2年12月9日
「済州と日本のちょっといい話」は、2020年4月から2022年7月まで2年4か月にわたり済州で総領事を務めた井関至康前総領事が、済州の様々な場所と人々に出会い、済州道民の皆様からの協力を得て、取りまとめたものです。多様な分野で長い間続いてきた済州と日本の深い関係に触れる一助となれば幸いです。
※「済州と日本のちょっといい話」の記事内容は連載当時のものであり、一部内容は最新の状況と異なる可能性があります。



  井関至康総領事は、徐明淑(ソ・ミョンスク)済州オルレ理事長へ、済州オルレ全コース踏破の報告を行いました。

 

済州オルレの全コース踏破

 井関至康総領事は、2020年4月の着任以来、週末等を利用して済州オルレの各コースを歩いてきましたが、約8ヶ月で26個の全コースを踏破するに至りました。そこで、徐明淑済州オルレ理事長に全コース踏破を報告すべく、表敬訪問し、徐理事長から「完走証」の授与を受けました。

 なお、井関総領事と徐明淑理事長は、以前、第10コースの一部を一緒に歩いています。

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済州オルレ全コース踏破に関する総領事のコメント

 井関総領事からは、概要以下のとおり述べました。

(1)済州のことを早くいっぱい知りたくて、8ヶ月で全コースを踏破しました。2周目からは、もっとゆっくり済州の風景や文化を味わいながら歩きたいです。また、2周目は、同じコースを歩くにしても、できるだけ歩く季節や時間帯を変えたり、逆行したりして、異なる風景を味わえるようにしたいです。

(2)全コースを踏破して感じたのは、済州各地の地元の皆さんが済州オルレを支えているということです。ゴミ拾いや沿道の管理に勤しむ地元の皆さんを何度も見ました。地元の魅力を多くの人々に伝えるために取り組んでいる地元の皆さんに、敬意を表します。

(3)1冊目の済州オルレ・パスポートは、間違えて洗濯してボロボロになってしまったので、2冊目については、決してそのようなことが無いよう気をつけたいと思います。(※記事下画像参照)

   

済州オルレ全コース踏破に関する徐明淑理事長のコメント

 徐明淑理事長は、「完走証」の授与後、概要以下のとおり述べました。

(1)総領事の済州オルレの全26コース踏破を、心からお祝い申し上げます。大変嬉しく思います。

(2)済州オルレを歩いて、済州が日本と非常に深い縁のある地域であることを感じられたと思います。8ヶ月という決して長くない期間で済州オルレを1周されたところ、2回目の踏破に向けては、もう少しゆとりをもって楽しみながら、また逆方向に歩いたりされたら、初めて歩いた時とはまた違う感じで、オルレの魅力を満喫できるのではないかと思います。

(3)オルレを歩いて、済州のあちこちで日本との様々な縁を感じられたことは、今後、総領事が済州と日本、さらに日韓間の架け橋の役割を果たされる上で、プラスになるものと信じてやみません。



△徐明淑理事長から「完走賞」の授与を受けました。



△間違えて洗濯してボロボロになった1冊目の済州オルレ・パスポート(右側は、まだきれいな2冊目)。乾燥させて修復するのに、まる一日かかりました…。


 

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