トヨタ・レクサス済州展示場開所式への井関至康総領事の出席
※「済州と日本のちょっといい話」の記事内容は連載当時のものであり、一部内容は最新の状況と異なる可能性があります。
6月16日、井関至康総領事は、済州道において初めて開設されたトヨタ・レクサス展示場の開所式に出席し、祝辞を述べました。
済州国際空港近くに開設された同展示場の開所式には、武村信之韓国トヨタ社長、崔炳仁(チェ・ビョンイン)ドンイルモータース社長ほか、韓国トヨタ関係者が出席されました。また、済州道を代表する観光施設である翰林(ハルリム)公園の創業者であり、済州道韓日親善協会会長や済州道議会議長などの重職を歴任されてきた宋奉奎(ソン・ボンギュ)会長が長年レクサスを愛用されているご縁で、ご高齢の同会長に代わり、ご子息である宋尚燮(ソン・サンソプ)翰林公園代表理事も開所式に出席されました。
韓国トヨタ自動車(株)は、高品質な自動車に対する韓国市場の高い期待に応えるために2000年に設立され、2001年からレクサスの販売を開始。多様化するニーズを満たすべく、2009年からはトヨタブランドについても展開を始められたそうです。また、製品、サービス、社会貢献活動により、地域社会において最も愛される企業を目指し、多様なモデルのエコカーの拡充、感動を与えるサービスの提供はもちろんのこと、「人材育成」と「環境」という二つのテーマを軸とする社会貢献活動を展開してきているということです。
これまで、済州道にはトヨタ・レクサスの展示場がありませんでしたが、上述の宋奉奎(ソン・ボンギュ)会長の愛車をはじめ、レクサスやトヨタ車を見かける機会は頻繁にあり、今回、韓国トヨタが、人口70万人弱とマーケットとして必ずしも規模の大きくない済州道に展示場を開設したのは、こうした数多くの済州道のレクサス愛好家へのサービスを向上させたいとの意欲からということです。また、済州道が韓国国内で最も自動車の電動化が進んでおり、環境対策への取組も活発であるという点にも着目したとのことです。
展示場には、自動車展示スペース、最新の車両整備設備を擁するサービスセンターを設置。さらに、韓国トヨタは、韓国の若手アーティストとともに進めている「レクサスクリエイティブマスターズ」プロジェクトを通じて、「匠」の文化の醸成にも寄与されており、その展示も行われています。
井関至康総領事からは、祝辞の中で、ビジネスとしての成功はもちろんのこと、トヨタ・レクサス済州展示場が、こうした文化的・社会的な活動なども通じ、済州と日本の絆をさらに広げ、深める契機となることを期待している旨を申し上げました。
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