済州と日本の関係の歴史を振り返りつつ、今後につなげる1日:2021年10月10日の2つの出来事を紹介します!

2021/10/15
 井関至康総領事の2021年10月10日の、2つの出来事を下記のとおりご紹介します。まさに済州と日本の関係の歴史を振り返りながら、同時に新型コロナ禍の困難の中でも、今後につなげていく取り組みを通じて、曙光が見え始めたような、大変貴重な1日でした!
 

翰林(ハルリム)公園50周年に際しての宋奉奎会長へのご挨拶



  井関至康総領事は、まず、この日創立50周年を迎えられた、済州島の元祖観光施設・翰林公園を訪問し、創立者の宋奉奎(ソン・ボンギュ)会長にお祝いのご挨拶を差し上げました。
  これまでもご紹介してきていますが、1930年生まれの宋奉奎会長は、済州道の政財界の元老的存在にして、長年にわたり済州道韓日親善協会の会長等の要職を務められる等、済州と日本との関係についても、多大な役割を果たしてこられた人物です。翰林公園も、宋奉奎会長が日本各地の名所を研究された上で、裸一貫で、済州島を代表する観光施設に育て上げてこられました。ご子息の宋尚燮(ソン・サンソプ)代表理事の言葉を借りれば、この50年の翰林公園の歴史は、まさに済州の観光産業の歴史そのもの。故・司馬遼太郎氏も、済州島訪問の際に同公園に宋奉奎会長を訪れ、「知的で無私で情熱的な持続力を持った面白がり」と絶賛しています。

 また、宋奉奎会長は、済州市の姉妹都市・兵庫県三田市との交流に尽力した功績で、三田市の名誉市民となっていることを、平素から大変誇りにしておられます。この日、井関総領事は、森哲男三田市長からお預かりした宋奉奎会長へのお祝いのメッセージも伝達しました。
 

第60回耽羅(タムナ)文化祭での、済州道と青森県・北海道の文化交流行事



 次に、井関総領事は、今年第60回を迎えた済州道の文化行事「耽羅文化祭」の中で行われた、済州道と姉妹都市・青森県及び友好協力都市・北海道との間の、録画映像を用いた合同音楽公演を訪れ、お祝いのメッセージ(新型コロナ対策の観点から事前に収録)を伝達しました。公演に先立っては、三村申吾青森県知事からの、大変熱のこもった映像メッセージも紹介されました。

 公演は、青森県から送られたアンサンブルチームの録画演奏と、北海道から送られた北海道教育大学岩見沢校・音楽文化専攻4年の千葉詠美さんらの録画演奏に合わせて、舞台の上で済州の公演チームが演奏する形で行われました。演奏そのものも素晴らしかったですし、青森県からの、青森県立美術館のシャガールの作品を前にして演奏する映像も、北海道からの、中島美嘉さんの「雪の華」を北海道の雪景色を背景に熱唱される映像も、大変印象的でした。そして何より、まだまだ新型コロナ禍が続く困難な中にあっても、こうした形で地方自治体間の交流を継続し、今後につなげていこうという、済州側・日本側の双方の地方自治体、音楽に携わる皆さんの努力と熱意に触れ、うっすらと曙光が見え始めたような思いを感じました。
 

△事前録画した公演へのメッセージを、総領事も現場で見ました(恥ずかしかった...とのことです)。
 

△三村青森県知事の映像メッセージ
 

△シャガールの作品を背景に、青森県と済州道のアンサンブルチームが「カノン」を演奏しました。
 

△「雪の華」を、日本語と韓国語で熱唱しました。
 

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