「D&DEPARTMENT JEJU by ARARIO」訪問

2020/12/8

 
 
 
 

 井関至康総領事は、済州市内の塔洞(タプトン)地区に2020年夏に開業した「D&DEPARTMENT JEJU by ARARIO」を訪問し、キム・ジワン代表兼(株)ARARIO副会長と、キム・ソンイD&DEPARTMENT SEOUL店長から説明を受けました。
 

D&DEPARTMENTとは?

 D&DEPARTMENTは、「デザイナーのナガオカケンメイ氏によって創設された、『ロングライフデザイン』をテーマとするストアスタイルの活動体」というコンセプトで、日本各地の他、韓国(ソウルと済州)や中国に出店しています。各店舗においては、「日本と世界のロングライフデザイン商品」と、各地の「個性」と「息の長い、その土地らしいデザイン」を発掘した「地域のロングライフデザイン商品」を扱うことで、全体的な視点と各地の視点の交流を図るという取組、ということです。
 

済州・塔洞地区の再開発とD&DEPARTMENT JEJU by ARARIO

 他方、この塔洞地は、1990年代には大変賑わう済州一の繁華街でしたが、その後は新市街地に押されて衰退気味だったところで、済州に根差した生活文化創造企業ARARIOが同地区の再活性化に乗り出していました。

 ARARIOとしては、ソウルのD&DEPARTMENTを訪問してD&DEPARTMENTのコンセプトに共鳴し、済州におけるパートナーとして、再開発の目玉事業としてこの地に開業するに至った、とのことです。また、ARARIOは、塔洞地区の一角の裏通りに立ち並ぶ既存の建物を購入し、日本の「スキーマ建築計画」の長坂常氏に一括して建築リノベーションを依頼することで、統一的な街並みの再構築を図っていましたが、D&DEPARTMENTもその一角に開業しています。
 
 D&DEPARTMENT JEJU by ARARIOにおいても、「日本と世界のロングライフデザイン商品」を扱うとともに、州におけるロングライフデザインをし、販売しています。また、食堂においては、モダンなインテリアの中で、済州島の食文化や郷土料理を楽しめるようになっています。加えて、各地にあるD&DEPARTMENTとして初の試みとして、体験型宿泊施設(会員専用)も併設され、アートや本に囲まれた、暖かい友人の家のようなインテリアの中で、済州での滞在を楽しめるようになっているとのことです。
 
 済州はもともと観光の島ですが、D&DEPARTMENT JEJU by ARARIOを訪れるお客さんは、約8割が済州道外からの観光客ということであり、この日も、多くの観光客がお店を訪れていました。日本のデザイナーや建築家が起こす新しい風が、済州を拠点にして「済州らしさ」とともに、より大きな広がりにつながりつつあることを目の当たりにした次第です。
 

訪問関連フォト


△済州のロングライフデザインについて説明を伺います。


△「日本と世界のロングライフデザイン商品」として、日本の家具も紹介されていました。


△D&DEPARTMENTとして初の試みである、体験型宿泊施設の説明を伺います。


△周辺の建物のリノベーションも、「スキーマ建築計画」の長坂常氏の手によるものとのことです。
 

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