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九州研修団 参加者感想文
 昨年7月23日(土)に開催した「第17回高校生日本語スピーチ大会」で特別賞を受賞した4名が,NPO法人大分県海外教育支援機構の招待を受け,今年1月6日(金)から12日(木)までの期間,九州研修に参加しました。

 ホームステイや高校訪問,史跡見学等の多様な体験を通じて,多くのことを学び,感じた参加者の感想文を紹介します。

 本年も高校生日本語スピーチ大会において九州研修団の参加者を選抜する予定ですので,皆さんからのご応募をお待ちしております。
 
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済州高等学校1年 コ・ナヨン

 九州研修団に選ばれた当時は,全く実感がわかなかった。勿論,日本に行くことができるという報償を見て申し込んだ大会ではあるが,賞を受け取ることができるとはただの一度も考えなかったため,受賞が決まった時には,ただただ驚くことしかできなかった。日本という国の文化や言語等はとても好きなのに,日本に一度も訪れたことがなかった私にとって,非常に新鮮で良い機会になった。
 九州研修の始まりは,ホームステイだった。初めて訪れた国で,その国の言葉だけで生活をする機会ができたのである。その機会は,私を大きく成長させる契機となった。ホストファミリーの方々はみんな親切で,その方々のおかげで,私は大会のスピーチの主題であった「茶道」も体験することができた。日本の神社に参拝にも行ったのだが,アニメでだけ見ていた神社に訪れることになり,とても不思議な気持ちだった。私は,東洋風のお寺や宮殿などがとても好きなので,興味深い経験になった。ホストファミリーの方々との最後の夕食の時には,いろいろなことを話した。私は,その時初めて,3日とは本当に短いんだなということを感じたのだった。
 勿論,ホームステイが終わってからも,とても楽しい時間であった。「うみたまご」という水族館にも行き,あちこちでショッピングもした。一緒に行った友人たちは,みんな趣味が合う子たちだったので,より一層楽しく過ごせたのではないかと思う。
 また,私たちは,日本の学校にも訪れた。立命館アジア太平洋大学を訪れた時には,様々な文化で交流できる大学があるということに感嘆し,私も一度ここで学びたい・・・と思ったりもした。また,東明高等学校に行った時には,「キャナルシティ」という場所に行ったのだが,そこにあるムーミンカフェでおしゃべりをして出てくると,マンガ「ワンピース」のプロジェクションマッピングが行われていた。噴水と共に見たその映像は,今でも記憶に残っているほどに,とても素晴らしい経験だった。今回の研修を通して,一緒に行った友人たちとガイドのお姉さんたちのおかげで,たくさんの面白い経験もすることができて,日本という国を一層好きになったように思う。
 私が日本の空港に到着したとき感じたことは,済州道と別段変わりのない姿だった。それが日本にすぐに馴染むことができた理由ではないかと思う。近いけれど,様々な問題が絡み合い,遠くに感じていた日本という国で,大変だったろうに全くそれを見せずに私たちを案内してくださったガイドのお姉さんたち,そして,このような素敵な経験をさせてくださった大分県の関係者の皆様に,再度感謝申し上げます。

 
大起高等学校1年 コ・ソンフン

 1月6日から12日までの6泊7日間,NPO法人である大分県海外教育支援機構の招待で,九州研修に行ってきた。参加者4名のうち男子は私ひとりであったが,みんな親切にしてくれて,また,趣味が一緒だったこともあり,すぐに仲良くなることができた。
 昨年1月に,東京に家族で旅行をしたため,日本は2度目であるが,ホームステイは初めてなので,とても緊張しながら日本へ向かった。大分にあるアリストンホテルで行われたウェルカムパーティーで初めてホストファミリーと会ったが,思っていた以上に親切で優しい方だった。ホームステイ先の家は,中心街から少し離れた場所に位置していたが,そのおかげで日本の自然をより一層満喫できたように思う。そこで日本の家庭食を食べてみて,直接作ってくださったお菓子も食べてみて,畳部屋も体験してみて,昨年の東京旅行では体験できなかった日本の伝統的な文化を経験することができた。また,3人で別府の地獄を見学し,その近くにあった温泉も体験し,別府を知る良い機会にもなった。さらに,思いもしなかった機会にも巡り会ったのだが,それは,韓国では今年の1月4日に公開され,私が韓国の映画館で何度も繰り返して見た,新海誠監督作品の「君の名は。」という映画を,日本の映画館で一緒に見ることになったことである。こうした機会をくださったことについて本当にありがたく思うし,別れが名残惜しく,今もLINEで連絡を取り続けている。
 ホームステイが終わった後も,様々な活動が続いたが,水族館「うみたまご」でのセイウチのパフォーマンスを見ていた時,手を挙げてという言葉が聞こえたのでなにげなく手を挙げたところ,数百名の観客の前でセイウチとキスをすることになったあの瞬間は,忘れることができないだろう。また,別府市内の山の頂上に位置する立命館アジア太平洋大学(APU)訪問も興味深い経験の1つであった。勉強ができなければ入ることのできないこの大学に在籍する国内の学生が2,904名である一方,国外の学生が2,944名在籍しており,国外の学生の方が多いことに驚き,そのうち韓国人が507名であり,502名で2番目のベトナムと456名で3番目の中国よりも多いという事実に再度驚いた。驚いた経験といえば,大分東明高等学校訪問を抜かすことはできない。まず,複数の日本の高校生の前で下手な日本語能力でたどたどしいスピーチを行ったが,優しい東明高校の生徒たちは,非難と憤怒の代わりに歓迎と笑顔で迎えてくれた。また,学校に調理室があるということに驚いたし,大部分の生徒たちは料理が上手であることを目にして,より一層驚いた。勿論,私も一緒に拙い料理の腕で料理をしたが,美味しく食べてくれてうれしかった。この時私が調理室で配った名刺の連絡先に,彼らが先に連絡をしてくれたおかげで,日本の友達も作ることができた。
 私にとって6泊7日間の九州研修は,とても短い時間だった。私は,今回の九州研修を通じて,日本をもっと知ることができ,ホームステイを通じて得たこの美しく素晴らしい日本の文化を,友人たちに紹介し,友人たちが日本に対して,より肯定的で関心のある視線を持ってくれればと思う。

 
済州外国語高等学校日語科1年 キム・イェジナ

 在済州日本国総領事館主催の日本語スピーチ大会で奨励賞を受賞した私は,最優秀賞ではなかったけれど,私の日本語の実力を確認して自分をより奮い立たせるための良い機会だった。しかし,それだけでなく,奨励賞を受賞した私を含む4名には,1月6日から6泊7日間で日本の九州への研修に参加できる機会が与えられた。
 今回の九州研修は,短い時間だったけれど,私にとっていろいろな面で意義深い経験だった。両親との海外旅行は何度か経験したが,両親や引率者なしでの旅行は初めてで,とても緊張した。また,初めての海外でのホームステイに対するワクワクと少しの緊張感,不安感もあった。初日の歓迎会を通じてホームステイの家族の方々と会った。初めて会う人なのに,これから同じ家で過ごさなければならないことが,最初は不安だった。しかし,私より先に近づいてきて挨拶してくださり,家族のように接してくださったおかげで,私の不安感と緊張感は,アイスクリームのようにすぐに溶けていった。また,不十分な日本語能力だったにも関わらず,最後まで私の話を聞いてくださり,また,ひとつひとつ不便なことはないか,何かしたいことはないのかと私に聞いて配慮してくださり,とてもありがたかった。ホストファミリーの方々と大分の有名な観光名所を回り,様々な経験をして貴重な思い出を作ることができて嬉しかった。初日から別れの日まで私に気を遣い迎え入れてくださったおばさんとおじさん,そして,最初は照れくさがっていたけれど,後に懐いてくれた9歳のりょうちゃん。本当に色々な面で,一生忘れることのできない日々を体験させてくださり,ありがとうございました。
ホームステイが終わり,ガイドの先生と大分観光をすることになった。水族館,立命館アジア太平洋大学等,たくさんの場所を観光しつつ,記憶に残る様々な経験ができて,とても良かった。合間には,日本の書店やとても大きなショッピングモールに行くこともでき,韓国では体験できない珍しい経験ができて楽しかった。
 私が大分と福岡で経験したことすべてをここに書き記すことはできないけれど,今回の研修を通して素敵な人たちに出会うことができた。今回の研修に一緒に参加したメンバーとはとても仲良くなることができ,研修中は楽しい時間を送ることができた。引率の先生方も素敵な思い出をつくってくださり,感謝している。先生方とは,九州を離れる時には,本当に家族と離れる気持ちになるほどに,お互いに情を分かち合っていたので,この縁を大切に胸に刻んでおこうと思った。
 九州研修を終えて私に変化があったとすれば,それは勿論,日本語能力と自信である。出発前は,海外で日本の人々と自由に会話する程度の実力はないと思っていたため,会話をする時は頭が真っ白になって単語を思い出すことができず,自然な会話ができなかった。しかし,日本では,日本の人々が先に近づいてきて言葉を私にかけてくださり,また,不十分ながらも少しでも日本語を話そうと努力する私の話を,最後まで待ちながら聞いてくれたので,段々と自信がつき始めた。また,ほとんどの時間を日本語環境の中で過ごしたことで,自然と日本語の勉強になった。しかし,今回だけでは体験できなかったことはたくさんあり,また,もっと多くの人々と流暢に会話をしたいと思った。今回の研修は,日本についてもっと知りたい,もっと日本語の勉強をしたいと思わせてくれる,貴重な契機になったように思う。
 最後に,今回私にこのような素敵な機会をくださった日本領事館の関係者の方々,引率の先生,ホストファミリー,そして,研修期間中私を助けてくださったたくさんの方々に,心から感謝の言葉を伝えたい。今後もこの素晴らしい行事が継続し,多くの生徒が日本についてもっとたくさん学ぶための契機となることを望む。


 
済州高等学校1年 ヤン・ソウン

 私は,1月6日から1月12日までの計6泊7日間で,日本の九州研修に行ってきました。短い時間ではないですが,日本にいる間は,時間がとても早く流れていき,大変惜しく思いました。今回の九州研修は,私にとって生涯初めての海外旅行であったため,一層浮ついた気持ちで旅行をしていたように思います。
 胸を弾ませながら,1月6日は空港へ行きました。飛行機は済州から釜山,釜山から福岡へと,2回乗りました。空港に到着すると,私たちを待っていたガイドの方が温かく迎えてくださいました。ガイドの方と挨拶を交わした後,車に乗ってホームステイ先の家族と歓迎会を行う場所に向かいました。自分のホストファミリーに会うのだと思い,緊張しつつもわくわくしました。
 ホテルに到着して歓迎会場に入ると,たくさんの方々がいました。私がホームステイをする家の家族のテーブルにつくと,ホストファミリーの方々が私を温かく迎えてくださいました。本当にうれしかったです。歓迎会がはじまり,私たちは1人ずつ大会で発表したスピーチを発表しました。発表が終わった後は食事をとり,研修に来た私たち4人は,それぞれのホームステイ先の家に出発しました。私のホストファミリーの家では,私と同じ世代のユイ姉さんとその友人たちが,私の面倒を見てくれて,本当にありがたかったです。ホームステイ初日は,家族みんなで有名な橋を見に行き,その後はドン・キホーテという日本のドラッグストアに行きました。2日目は,私が見たかった日本の学校文化を見せるために,ユイ姉さんが日本のバンド部の公演チケットを準備してくれました。約2時間の公演を鑑賞したのですが,準備を一生懸命したのだということを感じました。ホームステイ最終日には,みんなでホテルに集まって別れの挨拶をしたのですが,とても悲しかったです。いつか大分や済州道でまた会うことを約束し,私たちは次の場所に向かいました。
 4日目は,水族館「うみたまご」訪問とショッピングが主な日程でした。水族館では,イルカショーとアシカショーを見ましたが,とてもかわいくて楽しかったです。水族館の規模も大きくて,見るものもたくさんありました。ショッピングは,アニメイト,ダイソー,ドン・キホーテ等,あちこちを周りながら,それぞれお土産と記念品を買いました。
 5日目には,日本にある立命館アジア太平洋大学に行きました。そこには,韓国人の学生もとても多く,学校内で様々な外国語に接することができるという点が良さそうでした。日本の大学には関心を持っていませんでしたが,実際に来てみて,関心が沸いてきました。
6日目は,待望の大分東明高等学校訪問の日でした。私が最も待ち望んでいた日でもあります。日本の高校生と一緒に授業を聞いて,一緒に料理も作りました。大分東明高校の生徒たちも,私たちのためにたくさんのことを準備していてくださり,また,みんな親切に接してくださり,本当にありがとうございました。

 最終日は,午前に空港へ向かい,すぐに飛行機に乗って釜山へ出発し,そこで昼食を食べ,再び済州道に向かいました。済州に到着した時は疲れを感じましたが,名残惜しさも感じました。本当に素敵な思い出ができ,日本に対して良い印象を持つことができました。とても幸せな時間でした。