今年の夏,7月30日から始まった9泊10日間の長いようで短い旅行は私に多くの記憶と思い出を残してくれました。生まれて初めての海外旅行を自分一人でつかみ取ったのでもっと特別な意味がありました。済州から釜山を経て日本へ向かう途中,空港で待つ時間が長く,飛行機を何度も乗り換えなければならなかったので少し疲れました。ようやく日本に到着した時,私は韓国とそれほど違わない日本の様子に少し混乱しました。
バスに乗ってお台場にあるホテルに行くまで,車線が韓国とは反対で,途中で見える看板が日本語だったということを除けば韓国と大きな違いはありませんでした。さらに,韓国各地から集まった49人の生徒が韓国語を使っていたので,日本に来たという実感がわいてきたのは,翌日の歓迎昼食会が終わって,浅草に行ってからでした。済州から派遣されたのは7人で一緒にお土産屋さんに立ち寄ったり,写真を撮ったりして,日本に来た感動を分け合いました。
お台場で3日,広島で3日,大阪で2日,京都で1日過ごした中で,私は3日目の茶道体験とジブリ美術館訪問,6日目の広島でのホームステイの2日間が最も忘れることができない思い出です。茶道体験を通じて日本人のおもいやりを感じることができました。招待を受けた人に応じて,部屋の雰囲気や茶碗の模様,装飾用の花に至るまで,本当にささいなことにもおもいやりを欠かさない日本人の姿は,韓国人も見習うべき精神だと思いました。そこでやり方を見て,作った茶を飲む機会が与えられた時には手をあげてみんなの前で茶を飲みました。
その日に限って朝から雨が降り,茶道体験の場所はエアコンが効いていたので,私は寒さに震えていましたが,お茶は,少しほろ苦かったですが,体が暖まりました。茶道体験を終え,ジブリ美術館に向かう頃には天気も良くなり,うきうきする気持ちで美術館を訪れました。内部での撮影が禁止されていたので外でしか写真を撮れませんでしたが,美術館は私の記憶に永遠に残っています。いつか機会があればもう一度訪問したいです。
ホームステイは私にもう一つの家族を作ってくれた最高の機会でした。一緒に泊まった済州派遣団のジソンとウンジさん,そして少し歩遅れて私たちのチームに合流した釜山から派遣されたミンジの全部で4人を,たった1日という短い時間でしたが,暖かく迎えて入れてくれ,色々な体験ができるように努めてくれた4人家族の片山さんのことを永遠に忘れないと思います。最後まで,多くのことを見せられなくてすまないと言っていたおばさんとおじさんのことは,研修が終わった今でも,そして今後もずっと私の心に残っていることでしょう。
この他にも本当にたくさんのことがありました。 明け方まで寝ないで騒いだこと,ホテルで互いに部屋を変えて先生に怒られたこと,他の地域から来た人たちと名刺を交換して,互いの部屋に遊びに行ったこと,お好み焼きのようにみんなで何かをする行事では,おしゃべりに夢中になりました。また,夜の露天風呂で女どうしで秘密の話をしたりもしました。
9泊10日間,共に時間を過ごした引率の先生,通訳の方,そしてそこで出会った49人の団員たちにもう一度会いたいです。多くのことを見て感じることができた今回の研修は,今後,私に多くの影響を与えることになると思います。
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