「この星の一等賞になりたいの卓球で俺は,そんだけ!」
「反応 反射!音速 高速!もっと速く!」
文法を無視した絶妙なリズム,印象的なフレーズと共に観る者を魅了し,上映場所の一つだった渋谷界隈では、この台詞が雑踏から聞こえてくるほどだった。
原作は独特なタッチの画風と,彼の視点で描かれる独特な物語には力強い魅力があり,私を含めた30過ぎの男性には,松本大洋の影響力は絶大である。
映画「GO」や「Laundry」等で人気を不動のものにしていた窪塚洋介の主演で,「GO」に続いて脚本を担当した宮藤官九郎とのタッグにも注目が集まったことでも知られている。
ゴールデングロス賞話題賞等を獲得し,当時の日本映画としては空前の大ヒット。 |