夏季休暇期間中における動植物検疫の徹底

令和6年8月19日
 現在、植物検疫に関して、中国、韓国においてりんごや梨の火傷病の発生が拡大し、また動物検疫に関しては、アジア諸国でアフリカ豚熱(ASF)の発生が拡大し、特に昨年12月以降は韓国釜山において野生のいのししで相次いで感染が確認されるなど、日本で未だ発生していない病害虫や伝染病が近隣諸国で拡大しています。
 2024年の月別訪日観光客数は、2月~6月の5か月連続で新型コロナウイルス感染症流行前の2019年を上回り、月300万人前後で推移しています。特に2023年7月以降は、韓国からの訪日客数の伸びが著しく、また中国からの2024年訪日客数が2019年同月比の7割程度まで回復していることから、上述の病害虫や伝染病の日本への侵入リスクが極めて高まっている状況です。
 来る夏季休暇期間の人の往来増加を見越し、動植物検疫の徹底について改めてご確認いただくようお願い申し上げます。

農林水産省
動物検疫所:https://www.maff.go.jp/aqs/
植物防疫所:https://www.maff.go.jp/pps/index.html