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市民楽団「漢拏ウィンドアンサンブル」に対する総領事表彰授与
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 当館は,3月21日(土)19時から文芸会館大劇場で開催された「漢拏ウィンドアンサンブル第60回定期演奏会」の場で,市民楽団「漢拏ウィンドアンサンブル」に対して,鈴木光男在済州日本国総領事から表彰状を授与しました。

 「漢拏ウィンドアンサンブル」は,1993年5月に市民管弦楽団として結成され,現在58名の団員によって構成されています。年間平均11回の公演を行い,結成から現在までに開催した定期演奏会は60回を数え,道内唯一の市民楽団として活発な活動を続けています。

 また,市民楽団としてより高いレベルを目指すためには,「音楽愛好家の裾野が広い日本との交流及び協力関係が必要不可欠」との認識の下,結成直後から日本人指導者を招く,あるいは相互訪問を通じて演奏技術の向上に努める等して,団体間の交流活性化に尽力してきました。

 1994年4月,京都府長岡京市において,市民管弦楽団「エスポワール管楽団」と共同で日韓親善交流演奏会を成功させたのを皮切りに,岡山の「金光ウィンドアンサンブル」,「グリーンハーモニー」,東京の「オタマジャクシ」等,日本の数多くの市民楽団や個人演奏家と交流し,現在までに20回を超える日韓親善交流演奏会を開催してきました。なかでも1998年に済州で初めて共演した「金光ウィンドアンサンブル」とは,その後15年間にわたり,友好を深めながら交流を拡大しています。今年は東京で,来年は大阪でそれぞれ親善交流演奏会を開催する予定です。

 韓国国内の他の地域と比べ,草の根レベルの音楽活動が必ずしも活発とは言えない済州において,永きにわたって精力的に音楽活動を展開しており,また,日本との交流を継続的に行っている市民楽団は他になく,「漢拏ウィンドアンサンブル」が日韓間の文化交流に寄与した役割及び意義は非常に大きいと言えます。


 表彰式は約200名もの道民の方々が観覧する中で盛況裏に行われました。